人生初の勉強会

#ssmjp参加者 Advent Calendar 2016 - Adventar の3日目です。

 

僕が#ssmjpに初参加した時の回顧録です。

 

2009年の4月だか5月だかにいつもの様にtogakushiさんと元気回復堂で飲んでいると「LTって知ってる?」と聞かれた。

なんでも3分とか5分とかで何らかのお題について話をするライトニングトークと言われるものが流行ってるらしい。

「時間が来ると容赦なく打ち切られて次の話に行くんだよ。俺もLTやってみたいんだけど、いきなりやるのはハードル高いから練習したい。勉強会やろう。」

ほほぅ勉強会。聞いたことは有るけど参加したこと無いし、何やるんだろう?

「まずは友達集めて喋りたい人が喋りたいだけ喋る様にしよう。yakumo3も喋りたければ喋れば良いし、参加するだけでもいいから。最終的には全員でネタを出し合う様にしたい。」

なるほど、まずはやってみないとね。

と、居酒屋で軽く話しかけられて始まったのが#ssmjpとの関わりだった。

(当時は名前もなく「勉強会」としか呼んでなかったので、正確には#ssmjpと関わるのはもう少し後になるけど、いつから「勉強会」に名前が付いたのか覚えてないので、ここは命名者のjunjunさんが書いてくれる事に期待。)

 

日程調整のメールのやり取りを経て、2009年6月15日、新橋のルノアールの貸し会議室に6人ほど集まった。

ワンドリンクをルノアールで買って、会議室に持ち込む。

「今日は初回だから俺が喋るけど、話したい人はドンドン話して下さい。一人で5分のネタをいっぱい用意するのは無理だから、今日は30分を2つ位…」

この初回の始まり方がその後の#ssmjpのスタイルが決まった瞬間だったのかもしれない。

LTどこ行った?ライトニングとは?

僕の記憶ではその後もしばらくtogakushiさんが一人で30分〜45分なネタを繰り返して行った。

ネタが終わると皆でQAとも雑談ともつかない会話をしていた。

最初からLTに拘らなかったのはまずは人前で話すことに慣れていこう、という段階的な取組だったと記憶している。

 

この頃は運用に関わる人達が多く参加していたのもあり、初回はCobblerの話がメインだったと思う。togakushiさんが話しながら質問したり意見を言い合ったりといわゆる勉強会と言えるスタイルではなかったけど、技術的な話をスライドを使って発表してそれに反応する、というのは当時の僕にはとても新鮮で楽しく感じたのを覚えてる。

 

そんな感じで暫くはルノアールの貸し会議室に集まって「勉強会」をしていた。

 

その中で異色だったのが緑風堂さんの起業ネタだ。

起業したいと考える緑風堂さんが、毎回新たなビジネスプランを考えて参加者の前で発表するというコーナーが何度か続いた。

最終的に起業には至らなかったが彼が作ったWindowsサーバーのチートシートはそこそこのお小遣いになったようだった。

僕も彼の為に「アイディアの考え方」というネタを披露した気がする。

 

この「時間と場所があるから話したい事があったら試しに話してみる」というやり方は後に「アウトプットしないのは知的な便秘」という言葉と共に#ssmjpの雑多な分野で何でも話せる勉強会スタイルとして今も受け継がれている。