勉強会の運営

2018年のssmjp advendカレンダーの1日目です。

 

参加してくれた人は前説で毎回tigerszkさんが話しているのでご存知かと思いますが、

ssmjpは2009年6月から続く街角勉強会です。

 

 そんな運営の話をちょっとだけ。

 

 大崎の労政会館時代に参加者が20人を超えたり超えなかったりをうろついていました。この時に僕とjunjunさんとで話し合い、当時の主宰のtogakusiさんに対して運営側から「今年は20人を毎月超える事を目標にしたい」と宣言しました。

 togakushiさんは「数は問題じゃないから、そこを気にしてもしょうがない」と言ってきましたが、僕ら運営側からすると、10数名相手のイベント運営は慣れて(飽きて)きていたので、人数を増やすことで新しい経験を積みたかったのです。

 登壇者はLTをして経験を積んでレベルを上げるのなら、運営側もレベルアップして行きたい。運営側も楽しいことしたい。そんな気持ちを主宰にぶつけて、渋々承認を貰いました。

 

 参加者を増やすことに対して許可を貰ったので、参加者増やすためにあれこれとやってみました。手っ取り早く効果的だったのはゲスト登壇者です。

 tcshさんが初めて登壇してくれた時にそれまで6人程度の参加者が初めて20名を超えて、職場の同僚や上司がtcshさんの話を聞くためにssmjpに遊びに来てくれる光景を見ていました。つまり「有名人を呼ぶと客が増える」。

 Twitterで「最強のマルウェア解析手法を編み出したから、どこかで手軽に話せる勉強会はないかな?」って呟いてた人にうちでどうですか?と手を挙げたら、主宰とabendさんに飲みの席で「世界の中津留を街角勉強会に呼ぶとは何事だ」と説教されたのは良い思い出です。今じゃ2人とも中津留さんに対してそんな扱いしてないじゃんね。

 翌月辻さんを呼んだら、主宰に「他人の力に頼りすぎ」と怒られました。散々tcshさんとかabendさんとか登壇してもらってたのでイマイチピンと来ませんでしたが、ssmjpに参加してここで喋ってみたい!って人に登壇してもらうなら良いけど、そうじゃないのはちょっとな…って感じでした。tcshさんもabendさんも初ssmjpが初登壇だった気がするけど、まぁそれはそれ。

 

 有名人を呼ぶ、だけだとカンフル剤にしかなりません。カンフル剤は翌月までは効くけど、そこでドーンとキャンセル率が上がります。なので違う手が必要です。

 個人的に効果が高いと感じたのは、勉強会当日の最後に次回の告知とconnpassの募集を開始することです。これはその場の参加者の多くがエントリーしてくれるだけでなく、その瞬間に応募が集中することで、「人気急上昇」「ぱねぇ人気」などとbotが宣伝してくれるので、今までssmjpを知らなかった人の目に留まる機会が増えるようです。

 あとやっぱりコラボ会は組む相手のファンもいるので、人気が出やすいです。コラボ会は主宰が僕に交代した後からやってる取り組みですが、代替わりしたタイミングで会としてのコンセプトも変わっています。僕の代のコンセプトは「踏み台」なので、踏み台らしいコラボを今までやってきているつもりです。つまり、ssmjpを踏み台にして相手がさらなる高みに飛び上がれるように。組む相手側にメリットが無いコラボは、共同開催する価値がないですし。

 

 他にも今年になって「絶対参加する枠」などドタキャン対策にも工夫を入れてきています。この枠は本来の意味としては「参加できないときは絶対にキャンセルする枠」なんですが、端的に伝えることに失敗して無駄にハードルばかり上がってる枠になってる気もしますが、意図としては参加できないときはキャンセルして次の人に枠を譲ってね。というものだったりします。

 やってきた工夫や対策を書ききれてないんですが、このように手を変え品を変えssmjpという勉強会は運営と登壇者と参加者、会場提供企業によって開催されています。このssmjpという「場」こと、僕ら運営側の最大のアウトプットだと個人的には思っています。これからもssmjpはssmjpらしさを保ちつつ、アウトプットしたいと思う人の表現の場を提供していけたら良いなと思います。

さて、残り30分を切ったので、そろそろ公開しないとadvendカレンダーに間に合わない><…