勉強会の運営陣について

#ssmjp Advent Calendar 2019 の 3日目の記事です。

 

ssmjpも今年で11年目に入り、それなりに僕が主宰してる期間も長くなってきた気がしたんですけど、71回目で代替わりして12/3時点で137回開催。87回目に一度togakushiさんが主宰に返り咲いてるので、まだtogakushi時代に追いついて無い…
togakushiさん随分と長いこと主宰してたんだなぁ…

それでも2人合わせてまる10年以上続けてこれてて、良く続いてるなぁと我ながら思う訳です。
これだけ長く続けられたのは、海のモノとも山のモノとも判らない雑多な勉強会になんだか良くわからないけど魅力を感じて積極的に参加してくれる来場者の皆様とか、魅力的な話の発表の場にssmjpを選んで来てくれる登壇者の方とか、色んな要因があると思います。

その中で、やっぱり裏方作業を任せられる運営スタッフの存在は欠かせないと思っていて、今回はそんな運営陣の話かつらつらと。

 

ssmjpの運営陣といえば、司会のTigerszkさんと受付のじゅんじゅんさん、togakushiさん。あとは主宰という名の僕の4人。
Tigerszkさんは代替わりするちょっと前にTigerszkさんもスタッフに加わってるので、
もうssmjpの歴史の半分以上を一緒にやっていて、毎回前説資料をUpして司会として場を盛り上げることに腐心してくれてるssmjpの顔役ですね。

たぶんssmjpと言われて来たことある人みんなが思い浮かべる顔。


受付の門番として来場者と最初に顔を合わせるじゅんじゅんさんはもう135回くらい受付やってて完全に受付番長として存在を認識されてると思います。最初に来場者の顔とハンドルネームとかを確認する役目だから、ssmjpの中で一番来場者のことに詳しい。

 

togakushiさんは初代主宰が隠居してやることなくなったから受付の手伝いをしている…だけじゃなくてちゃんと受付で来場者の応接をしてて助かるなぁと。ssmjpが運用系勉強会と言い続けられる拠り所。

 

こんな感じで今は司会・受付・その他と役割分担ができてるけど、最初からそうだった訳じゃなくって。
最初は全部togakushiさん。
開催を決めてメールでアナウンスするのも日程調整するのも当日司会というか最初に始めるよ~と登壇者の紹介とか質疑応答の声掛けをするのも全部togakushiさん。
まさにtogakushiさんが自分の練習のために用意した勉強会。僕は完全に来場者として楽しく話を聞いてやんややんややってるだけでした。
ほどなくじゅんじゅんさんはMLを用意したりと手伝い始めてた気がしますが、やっぱり運営の大半は主宰のtogakushiさんが基本的に一人でやってた。MLで開催通知と日程調整をして参加者が多く集まりそうな日を選んで、それに合わせて会場を予約する感じ。

会場が新橋の貸会議室から田町の公民館に代わったくらいから、職場がそばだったことから僕やじゅんじゅんさんが会場を調整するようになって、大崎の南部労政会館時代は会場の予約はじゅんじゅんさんメインで僕も付いていく、みたいな感じで運営に関わりだした感じ…だったと思う(うろ覚え)

大崎時代になって参加者が20人を超えたりするようになってくると、それまでみたいにMLで周知して誰が来るのか来ないのか判らない状態は、参加者としてはフラッと参加できる気軽さだったり飛び入り登壇出来たりする「ゆるふわ」全開なな気楽さがあったけど、会場の予約的にはきついよねってなった。
そんな時についうっかり中津留さんという割とセキュリティの世界で有名な人が登壇してくれる事になって、これはちゃんと参加者を管理しないと会場が立ち見で埋まるんじゃないか?みたいな感じで「connpassってのが勉強会の来場者管理に良さそうだから試しに使ってみよう」ってconnpassを導入、気が付いたらもう5年半お世話になってて本当にありがたい。当時比較検討した他のサービス、結構居なくなっちゃってるし…


そこからさらに、幅広い登壇者の方が喋りに来てくれて、参加者がグッと増え始めて、
南部労政会館だとキャパ的に苦しいよねってなったくらいでGMOさんがYour'sを貸してくれて、初めてssmjpとして100人越えのイベントをやったり、その直後に当時の職場が移転して、移転したら「受付スペースでいいなら勉強会に使ってよいよ」と会場を貸してくれることになって、会場提供企業側との日程調整が発生するようになりました。
この時点で
 企画:togakushiさん、じゅんじゅんさん、Tigerszkさん、僕
 周知:じゅんじゅんさん(togakushiさんと僕でチェック)
 会場調整:じゅんじゅんさん
 当日受付:じゅんじゅんさん
 Twitter公式アカウント担当:じゅんじゅんさん
 Twitterまとめ:じゅんじゅんさん
と裏方作業の大半をじゅんじゅんさんが担当するようになっていました。
後に公式アカウントでの発言権は運営陣全員が持つようになりますが、やっぱり主担当はじゅんじゅんさん。

後にTigerszkさんが、じゃぁ司会やりますよ~と今の役割分担に近い感じになっていきます。

そう、ここまでで僕の担当がずっと無いんですが、先代が健在の頃は特に何もして無かった気がするし、代替わりしてからも「主宰」をしてるだけで、滞りなくssmjpが開催される素晴らしい環境になってる訳です。

 

以前某カンファレンスのスタッフにじゅんじゅんさんを誘ったときに「じゅんじゅんさんが居れば10人力」と言ったことがあるんだけど、
これは本当にじゅんじゅんさんが居れば普通のボランティアスタッフ10人分の戦力になると思うからで、100人程度の勉強会(設営にイベンターとか居ない規模)だったらssmjpの運営が居れば回せる、という高い勉強会運用力の一翼を支えてくれてる心強いスタッフです。

 Tigerszkさんの司会とか前説のスキルは格段に上がって、もうssmjpでは何の緊張もせずにやれると言ってますし、じゅんじゅんさんのバックヤード力は凄いし、togakushiさんの尽きることない技術への好奇心は生涯エンジニアという気概を感じます。

 

つらつらと書いてきましたが結局何が言いたかったかというと、優秀なスタッフに出会えてありがたいなぁ。いつもありがとう。という感謝の気持ちを遠回しに伝えたかったのでした。

 

ではまた、いつかどこかのssmjpで。

勉強会の登壇者

2018年のssmjp advendカレンダーの3日目です。

 

 前回、ssmjpの運営の話を書いたので、今回は登壇者の話をちょっとだけ。

 

 みなさんは、勉強会の登壇者ってどんな印象があるでしょうか。誰よりもその分野に詳しい人とかその道のエキスパート的なイメージを持っている人も多いと思います。

 でも、そんな人達も最初は素人で、どこかで経験を積んでそうなってる訳です。

勉強会でのLTに関して言えば、ssmjpはまさに「練習の場」です。

基本的に来場者からマサカリが飛んでくることはありません。

イキってマサカリを投げると、マサカリを投げた後ろからもっと凄いマサカリが、登壇者にではなくイキった質問者に向かって飛んできたりしますから。

 会場に登壇者以上に詳しい人が居るとか怖い、って思うかも知れませんが、本当に精通してる人はマサカリを投げたりしないで、むしろ話し相手が増えた。って感じで良くしてくれます。

 他の勉強会はどうか判りませんが、ssmjpは「ゆるふわ」勉強会なので緩くふわっとした内容が許容される会なので、来場者の人達も心の広い人達が多い気がしてます。不思議なことに。

 

 最近参加人数がちょっと増えてきたので、初心者には「精神と時の部屋」位のハードルに感じるかも知れません。でも、割と温まり易く反応が良いことに定評のあるssmjpの来場者の面々が温かく見守ってくれるはずです。毎回参加者は入れ替わってるのにこの空気感はだいたい変わらない気がしてます。

 

 業務で真面目な堅いスライドばかり作ってた人が、人生初LTssmjpでやってくれた事がありました。普段のスライドからは想像もつかないネタ満載なスライドで、最初は緊張してたのが会場の沸点が低く反応がいいものだから、気がついたら10ヶ月位連続で登壇して溜まりに溜まった欲求不満を解消していったりしました。

 

 この会場の反応の良さから、あちらこちらで登壇して講演慣れしてる某氏もssmjpを「スライドやアイデアの出来を計る練習の場」として活用してくれてたりします。「ssmjpでうけなかったら外では絶対にうけない」って言ってスライドを修正した話を聞いた時に、この人は完璧にssmjpを使いこなしてる人だなと思いました。主宰として冥利に尽きます。ssmjpで登壇したらこんなに講演依頼が来ました。なんて言ってくれてますけど、こちらこそ価値ある話をどこよりも早く聴かせてもらえてほんと、ありがたい限りです。

 

 初心者でもベテランでも、ITですらない話でも受け入れる懐の深い来場者のおかげで、街角勉強会を標榜してたのに気がついたら「カオスな運用勉強会」って言われるようになってました。

まぁ最近の前説を聞いてると「カオスな勉強会」って紹介してるような気がするから、「運用が絡めば何でもOK」って尺度がそもそもカオスなのかもしれないですねぇ。

運用とはそのモノの持つ機能を生かして使うこと。そう考えると、割となんでも「運用」ネタになるんです。

 

そんな「街角運用系勉強会」のssmjpを「カオスな運用勉強会」って紹介してるのはこちらのイベントになります。

https://2018.seccon.jp/seccon/2018akihabara/

 

こんなセキュリティの大きなイベントで一コマ貰うような勉強会になるとは思ってなかったですが、誕生日に思いがけないプレゼントを貰った気分で過ごしました。

 

思いがけないプレゼントと言えば、こういう時にはウィッシュリストを晒しておくものだと言われたので、こちらに。

https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/dl/invite/bKwa3wP

 

しかしこのリストのカオスっぷりから、そりゃ主宰する勉強会のセトリもカオスになるだろって何となく腹落ちした日付変更15分前。

勉強会の運営

2018年のssmjp advendカレンダーの1日目です。

 

参加してくれた人は前説で毎回tigerszkさんが話しているのでご存知かと思いますが、

ssmjpは2009年6月から続く街角勉強会です。

 

 そんな運営の話をちょっとだけ。

 

 大崎の労政会館時代に参加者が20人を超えたり超えなかったりをうろついていました。この時に僕とjunjunさんとで話し合い、当時の主宰のtogakusiさんに対して運営側から「今年は20人を毎月超える事を目標にしたい」と宣言しました。

 togakushiさんは「数は問題じゃないから、そこを気にしてもしょうがない」と言ってきましたが、僕ら運営側からすると、10数名相手のイベント運営は慣れて(飽きて)きていたので、人数を増やすことで新しい経験を積みたかったのです。

 登壇者はLTをして経験を積んでレベルを上げるのなら、運営側もレベルアップして行きたい。運営側も楽しいことしたい。そんな気持ちを主宰にぶつけて、渋々承認を貰いました。

 

 参加者を増やすことに対して許可を貰ったので、参加者増やすためにあれこれとやってみました。手っ取り早く効果的だったのはゲスト登壇者です。

 tcshさんが初めて登壇してくれた時にそれまで6人程度の参加者が初めて20名を超えて、職場の同僚や上司がtcshさんの話を聞くためにssmjpに遊びに来てくれる光景を見ていました。つまり「有名人を呼ぶと客が増える」。

 Twitterで「最強のマルウェア解析手法を編み出したから、どこかで手軽に話せる勉強会はないかな?」って呟いてた人にうちでどうですか?と手を挙げたら、主宰とabendさんに飲みの席で「世界の中津留を街角勉強会に呼ぶとは何事だ」と説教されたのは良い思い出です。今じゃ2人とも中津留さんに対してそんな扱いしてないじゃんね。

 翌月辻さんを呼んだら、主宰に「他人の力に頼りすぎ」と怒られました。散々tcshさんとかabendさんとか登壇してもらってたのでイマイチピンと来ませんでしたが、ssmjpに参加してここで喋ってみたい!って人に登壇してもらうなら良いけど、そうじゃないのはちょっとな…って感じでした。tcshさんもabendさんも初ssmjpが初登壇だった気がするけど、まぁそれはそれ。

 

 有名人を呼ぶ、だけだとカンフル剤にしかなりません。カンフル剤は翌月までは効くけど、そこでドーンとキャンセル率が上がります。なので違う手が必要です。

 個人的に効果が高いと感じたのは、勉強会当日の最後に次回の告知とconnpassの募集を開始することです。これはその場の参加者の多くがエントリーしてくれるだけでなく、その瞬間に応募が集中することで、「人気急上昇」「ぱねぇ人気」などとbotが宣伝してくれるので、今までssmjpを知らなかった人の目に留まる機会が増えるようです。

 あとやっぱりコラボ会は組む相手のファンもいるので、人気が出やすいです。コラボ会は主宰が僕に交代した後からやってる取り組みですが、代替わりしたタイミングで会としてのコンセプトも変わっています。僕の代のコンセプトは「踏み台」なので、踏み台らしいコラボを今までやってきているつもりです。つまり、ssmjpを踏み台にして相手がさらなる高みに飛び上がれるように。組む相手側にメリットが無いコラボは、共同開催する価値がないですし。

 

 他にも今年になって「絶対参加する枠」などドタキャン対策にも工夫を入れてきています。この枠は本来の意味としては「参加できないときは絶対にキャンセルする枠」なんですが、端的に伝えることに失敗して無駄にハードルばかり上がってる枠になってる気もしますが、意図としては参加できないときはキャンセルして次の人に枠を譲ってね。というものだったりします。

 やってきた工夫や対策を書ききれてないんですが、このように手を変え品を変えssmjpという勉強会は運営と登壇者と参加者、会場提供企業によって開催されています。このssmjpという「場」こと、僕ら運営側の最大のアウトプットだと個人的には思っています。これからもssmjpはssmjpらしさを保ちつつ、アウトプットしたいと思う人の表現の場を提供していけたら良いなと思います。

さて、残り30分を切ったので、そろそろ公開しないとadvendカレンダーに間に合わない><…

ロゴを作った話

今日はssmjpの新しいロゴについてお話をします。
今回は今までと違って、縁のある現職のデザイナーさんにデザインをしていただきました。
いろんな案を出していただけた中から選んだロゴですが、ちょっとわかりにくいかもしれません。

f:id:yakumo3:20171212142004j:image
実はこのロゴデザインは家紋をイメージしています。

デザイナーさんのコンセプトコメント

「タイプ5/5:家紋イメージ
「ssm」を分解し、sの字を向きを変えて中央に重ね、「m」字の中に入れる事により、家紋風のたたずまいを表現しました。
また、中央の「8」字は、横にすると無限大であり、さらに左右の「|」は門戸もあらわしており、ssmには無限に進化していく楽しさがあると言うことを表現しています。」

 

ここまでしっかりとコンセプトを練ってデザインを作って下さったサマンサこと田畑さんには本当に感謝をしています。
皆さんもssmjpに来た際は、運営スタッフを捕まえてスタッフパーカーの背中を眺めてみてください。

ssmjpについて

はじめまして。
ssmjp主宰のyakumo3です。
1日目なのでssmjpについて説明しようと思います。

ssmjpは2009年6月から始まったIT運用勉強会です。
8年間もほぼ毎月開催しているので、ITT勉強会の中でも老舗と言えると思います。
その歴史の中でも僕が主宰しているのはまだ35回程度なので先代のtogakushiさんが70回開催している事に比べるとまだ半分程度です。
もちろん登壇回数は仙台のtogakushiさんの方が圧倒的に多いですが。

ここら辺の話はssmjpのサイトの紹介に多少詳しく書いてあるので、そこに書かれていない想いを書きます。

 

ssmjpと言えば「アウトプットしないのは知的な便秘」と言う格言が割と知られているかと思います。
この言葉には「何かしらの技術を持って仕事をしている人ならば誰かに誇る話が1つはできる」のではないかというのがあります。
多くの人が「人前で話すようなネタがない」といますが実際はそんな事はありません。
自分にとって当たり前のことでも他の人にとっては全く新しい話であったり知らない思いも思いつかない視点であったりすることがあります。
そのような話を低いハードルで人前で話すことができる場を提供する、その上で交流の機会を作るのがssmjpと言う勉強会の存在意義だと思っています。

最近は色んな業界の著名人とか有名な方が登壇してくださる機会が増えました。

なかなか気軽に話ができるような雰囲気では無いのかもしれませんが、皆さんも「こんな話をしても大丈夫かしら?」と思うようなネタでもぜひ提案していただければと思います。

 

人生初の勉強会

#ssmjp参加者 Advent Calendar 2016 - Adventar の3日目です。

 

僕が#ssmjpに初参加した時の回顧録です。

 

2009年の4月だか5月だかにいつもの様にtogakushiさんと元気回復堂で飲んでいると「LTって知ってる?」と聞かれた。

なんでも3分とか5分とかで何らかのお題について話をするライトニングトークと言われるものが流行ってるらしい。

「時間が来ると容赦なく打ち切られて次の話に行くんだよ。俺もLTやってみたいんだけど、いきなりやるのはハードル高いから練習したい。勉強会やろう。」

ほほぅ勉強会。聞いたことは有るけど参加したこと無いし、何やるんだろう?

「まずは友達集めて喋りたい人が喋りたいだけ喋る様にしよう。yakumo3も喋りたければ喋れば良いし、参加するだけでもいいから。最終的には全員でネタを出し合う様にしたい。」

なるほど、まずはやってみないとね。

と、居酒屋で軽く話しかけられて始まったのが#ssmjpとの関わりだった。

(当時は名前もなく「勉強会」としか呼んでなかったので、正確には#ssmjpと関わるのはもう少し後になるけど、いつから「勉強会」に名前が付いたのか覚えてないので、ここは命名者のjunjunさんが書いてくれる事に期待。)

 

日程調整のメールのやり取りを経て、2009年6月15日、新橋のルノアールの貸し会議室に6人ほど集まった。

ワンドリンクをルノアールで買って、会議室に持ち込む。

「今日は初回だから俺が喋るけど、話したい人はドンドン話して下さい。一人で5分のネタをいっぱい用意するのは無理だから、今日は30分を2つ位…」

この初回の始まり方がその後の#ssmjpのスタイルが決まった瞬間だったのかもしれない。

LTどこ行った?ライトニングとは?

僕の記憶ではその後もしばらくtogakushiさんが一人で30分〜45分なネタを繰り返して行った。

ネタが終わると皆でQAとも雑談ともつかない会話をしていた。

最初からLTに拘らなかったのはまずは人前で話すことに慣れていこう、という段階的な取組だったと記憶している。

 

この頃は運用に関わる人達が多く参加していたのもあり、初回はCobblerの話がメインだったと思う。togakushiさんが話しながら質問したり意見を言い合ったりといわゆる勉強会と言えるスタイルではなかったけど、技術的な話をスライドを使って発表してそれに反応する、というのは当時の僕にはとても新鮮で楽しく感じたのを覚えてる。

 

そんな感じで暫くはルノアールの貸し会議室に集まって「勉強会」をしていた。

 

その中で異色だったのが緑風堂さんの起業ネタだ。

起業したいと考える緑風堂さんが、毎回新たなビジネスプランを考えて参加者の前で発表するというコーナーが何度か続いた。

最終的に起業には至らなかったが彼が作ったWindowsサーバーのチートシートはそこそこのお小遣いになったようだった。

僕も彼の為に「アイディアの考え方」というネタを披露した気がする。

 

この「時間と場所があるから話したい事があったら試しに話してみる」というやり方は後に「アウトプットしないのは知的な便秘」という言葉と共に#ssmjpの雑多な分野で何でも話せる勉強会スタイルとして今も受け継がれている。