勉強会の登壇者

2018年のssmjp advendカレンダーの3日目です。

 

 前回、ssmjpの運営の話を書いたので、今回は登壇者の話をちょっとだけ。

 

 みなさんは、勉強会の登壇者ってどんな印象があるでしょうか。誰よりもその分野に詳しい人とかその道のエキスパート的なイメージを持っている人も多いと思います。

 でも、そんな人達も最初は素人で、どこかで経験を積んでそうなってる訳です。

勉強会でのLTに関して言えば、ssmjpはまさに「練習の場」です。

基本的に来場者からマサカリが飛んでくることはありません。

イキってマサカリを投げると、マサカリを投げた後ろからもっと凄いマサカリが、登壇者にではなくイキった質問者に向かって飛んできたりしますから。

 会場に登壇者以上に詳しい人が居るとか怖い、って思うかも知れませんが、本当に精通してる人はマサカリを投げたりしないで、むしろ話し相手が増えた。って感じで良くしてくれます。

 他の勉強会はどうか判りませんが、ssmjpは「ゆるふわ」勉強会なので緩くふわっとした内容が許容される会なので、来場者の人達も心の広い人達が多い気がしてます。不思議なことに。

 

 最近参加人数がちょっと増えてきたので、初心者には「精神と時の部屋」位のハードルに感じるかも知れません。でも、割と温まり易く反応が良いことに定評のあるssmjpの来場者の面々が温かく見守ってくれるはずです。毎回参加者は入れ替わってるのにこの空気感はだいたい変わらない気がしてます。

 

 業務で真面目な堅いスライドばかり作ってた人が、人生初LTssmjpでやってくれた事がありました。普段のスライドからは想像もつかないネタ満載なスライドで、最初は緊張してたのが会場の沸点が低く反応がいいものだから、気がついたら10ヶ月位連続で登壇して溜まりに溜まった欲求不満を解消していったりしました。

 

 この会場の反応の良さから、あちらこちらで登壇して講演慣れしてる某氏もssmjpを「スライドやアイデアの出来を計る練習の場」として活用してくれてたりします。「ssmjpでうけなかったら外では絶対にうけない」って言ってスライドを修正した話を聞いた時に、この人は完璧にssmjpを使いこなしてる人だなと思いました。主宰として冥利に尽きます。ssmjpで登壇したらこんなに講演依頼が来ました。なんて言ってくれてますけど、こちらこそ価値ある話をどこよりも早く聴かせてもらえてほんと、ありがたい限りです。

 

 初心者でもベテランでも、ITですらない話でも受け入れる懐の深い来場者のおかげで、街角勉強会を標榜してたのに気がついたら「カオスな運用勉強会」って言われるようになってました。

まぁ最近の前説を聞いてると「カオスな勉強会」って紹介してるような気がするから、「運用が絡めば何でもOK」って尺度がそもそもカオスなのかもしれないですねぇ。

運用とはそのモノの持つ機能を生かして使うこと。そう考えると、割となんでも「運用」ネタになるんです。

 

そんな「街角運用系勉強会」のssmjpを「カオスな運用勉強会」って紹介してるのはこちらのイベントになります。

https://2018.seccon.jp/seccon/2018akihabara/

 

こんなセキュリティの大きなイベントで一コマ貰うような勉強会になるとは思ってなかったですが、誕生日に思いがけないプレゼントを貰った気分で過ごしました。

 

思いがけないプレゼントと言えば、こういう時にはウィッシュリストを晒しておくものだと言われたので、こちらに。

https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/dl/invite/bKwa3wP

 

しかしこのリストのカオスっぷりから、そりゃ主宰する勉強会のセトリもカオスになるだろって何となく腹落ちした日付変更15分前。